三重在住、まーです。
今まで土地調査についていくつか書いてきましたが、今回が最後になります。
最後、その他詳細調査として紹介して紹介します。
その他①:ハザードマップ/海沿い、川沿い、山林、高台等
土砂災害、洪水、高潮、津波等などの種類があり、特定の地域の災害予想範囲が分かるようになっています。
詳細は市町村の災害担当の課で調べます。
その他➁:自然公園/海沿い、山林
自然公園には国立公園、国定公園、県立自然公園の3種類があります。
地域の自然環境を守る視点から特別地区(厳しい順に特区別保護地域、第一種特別地域、第二種特別地域、第三種特別地域)、普通地域に分類され、地域、地区ごとに規制を受ける行為を定めています。
特別地域では工作物の建設や木竹の伐採等が規制されたりします。
こちらの方は環境省で調べたりします。
その他④:埋蔵文化財包蔵地(ほうぞうち)調査
売約する予定の土地が市の教育委員会が作成する遺跡地図に入っているかどうか確認します。
入っている場合は開発行為をする前に現地で土地を掘ったりして調査が必要となります。
重要な遺跡が見つかると工事はストップします。
遺跡調査が必要と判断された土地は、買主が購入を躊躇する場合もあります。
その他⑤:上水道管、下水道管の埋設状況
市町村の水道管理の課で確認できます。
売却する土地の前面道路等に上水道間が入っているか、下水道はどうか等調べます。
上水道管が入っていない場合はどこから引込をするか等、行政と協議します。
マンション等水道を多く使う建物を建てる場合は、現状の水道管だと水圧が弱いからもっと大きな水道管から引込をしないといけない等の協議が必要となります。
下水道が引き込まれていない場合は、数年以内に引込計画があるのかを聞きます。
ない場合は浄化槽となります。
その他⑥:前面道路の幅員、管理者調査
道路に側溝を設けたり、車を土地に乗り入れるために樹木を伐採したりするときに、前面道路が県道か市道かで話をしにいく行政が異なります。
また道路の幅が狭いと、土地をセットバックといって奥に引っ込めて道路幅員を広げる等の措置が必要となるので、そういう協議もします。
これにて土地調査についてのシリーズは終了となります。
次回は、もっとも土地の売買の中で最も難しいなと思っている山林の売買について書きたいと思います。