三重在住、まーです。
今回は不動産取引の中で、売りアパート、マンションについてお話します。
まず、本当に良い物件は出回る前に売れています。
銀行の紹介で融資先に話がいったり、業者同士のツテで買ってくれる方を紹介しあったり。
よくマンションで利回り5%と表示されていますが、実際は固定資産税や借入利息が入ってないので当然実際の利回りはもっと低くなります。
最近よく出回っているのが、登記簿を調べると旧所有者から買ったばかりの業者が転売目的で売っているケースです。
当然そこには利益が乗っています。
賃料は一度下がるとなかなか上げるのは難しいです。
現在利回り5%の物件が利回り7%になる可能性は限りなく低いと思われます。
特に今後日本は人口が増えないだけに厳しいです。
可能性があるとすれば、いつまでも入居者が出てくる都会の一部の駅近案件くらいではないでしょうか。
その都会ですら、入居者の層は変わってくると思います。
地方から出てくる若者層は少子高齢化で減っていきます。
逆に都会に住む息子さんが地方に住む親を呼び寄せるパターンは増えてくると思います。
大阪の場合、市内は人口が増えていますが、近隣のまちは人口が減っていっています。
人口が増えているのではなく、どこかのまちの人口が減り、その分どこかのまちの人口が増えている状態です。
<田舎の賃貸アパートや賃貸マンション>
今後人口が減っていく中で今から購入する人は大丈夫なのでしょうか。
日本で今後人口が増えることはほぼありません。
新しいアパートができたら満室になったりしますが、その分古いアパートから退去者が出ます。
大手企業が進出して一時まちがバブルになることがあります。
従業員や派遣社員が各地から転勤してきて、アパートを探したり、それを売り文句に新築アパートを建てさせる業者がいたりします。
ローンが終わるまでまちにいてくれたら確かに良いと思いますが大手は撤退も早いです。
実際それで破産したアパートオーナーを何人も見てきました。
大学なら安心かとも思いましたが、私立の大学の場合は実際に撤退したりします。
最近では、北海道の大学が他のまちへキャンバスを移転すると発表され、撤退となる市の人口が減り、アパートの部屋も余ってくる等の頭を抱えているニュースが出ていますね。
やはり大学生がいなくなるとまちからアルバイトする人も減るし、消費も減り、賑わいがなくなります。