不動産屋まーの雑記ブログ

たわいもない日常や、こんなことしたいと思っていることを書いていきたいと思っています。

不動産取引/不動産業界の怪しい人たち

三重在住、まーです

宅建の免許や責任感は別として、不動産仲介ってある意味誰でも出来る仕事です。

今回は不動産業界の怪しい人たちについて話します。

<有名ホテルのラウンジには怪しい話がいっぱい>

大阪の名の通ったホテルのラウンジなどに行くと、ネットワークビジネスやポンデスキームの投資話に混じり、スーツをきた人たちが怪しい不動産の話をよくしています。

数十億~数百億の売り案件、ホテルやゴルフ場、病院、さまざまな話をされています。

バブルを忘れられない方々が多いですが。

ちなみにその人たちが自ら会計を払っているのを見たことないです。

過去には、ピアノの音がうるさくて、まったく会話が聞こえないラウンジもありました。

集合場所で胡散臭いななどの判断をしたりもします。

数百億のホテル、売主から間に何人も入っている案件、実際見に行ったことすらない案件を紹介してくる人たちが、都会に行くと沢山います。

不動産ブローカー、あまり不動産の知識もないのに物件を売り歩いている人間は、いざ自分が不利になると突然連絡がとれなくなったりもします。

解体屋さんや木こりさん、土木屋さんなど、他の商売をしながら、土地の世界に首を突っ込んでいる人が多いです。

とりあえず参加しておこう、物件が決まったら報酬の分け前をもらおうとライン等きた案件を知り合いに転送しまくる人達は、自らは物件を見に行ったりせず、法令とかも調べないです。

売主、買主から何人経由してその人に資料が回ったのかわからない案件は多々ありますが、まず決まらないので基本スルーします。

<都会の案件の闇/驚愕価格の裏側>

田舎の人間が都会に行くと、出回っている土地やビルの価格にまず驚きます。

数十億円の売り土地に売りテナント、数十億~数百億円の売りホテルなど流石都会の案件はちがうなと最初の頃は思いましたが、慣れたらただの胡散臭い案件です。

土地3つで幾らとまとめ売り案件がでてきたり、まるで野菜のバーゲンセールみたいです。

通常数十億~数百億の案件を持つ人たちはそれが売りに出していることでマイナスの企業イメージを世間に与えることもあります。

銀行や普段から付き合いのある不動産会社等を通じて、リート等、証券化にして売買したりして表に出ずに物件は売却されます。

その辺のブローカーが扱える案件ではありません。

ではなぜ売り物件でない案件が出回るのか、1番多いのは詐欺に利用している人間がいるからです。

資料が回ってきた人たちは、完全に売り案件と信じています。

物件も見ていない人がほとんどだし、調査もしていない人がほとんどだからこそ人を疑いません。

大阪とかの不動産取引で多いのが、商談申込書を出してほしいと言われるパターンです。

買主の特定のためではありますが、それを聞いた瞬間基本パスします。

物件資料がちゃんとあって、それを見て購入の興味があれば商談申込書を出すと思います。

しかし、資料を出す交換条件に商談申込書を出す、大手企業とか上司から簡単に印鑑もらえないですよね。

また誰だかわからない人間に、この案件に興味あると思われ噂になるのも嫌ですよね。

なんで、そんなこともわからないのかなと思います。

基本私は商談申込書も買付証明書も信用していませんので、提出を求めません。

出すと言われてもいらないと言います。

一方通行の何の効力もない書類だからです。

買付証明出すくらいなら売主と買主が合意の上、締結される契約書を出してと言います。

よくあるパターンがもう買いたいという人間がいるけど、今ならなんとかこちらで押さえるから手付金を出してほしい等の理由をつけて、お金を出させる、という話です。

本当にそんな話があるなら、こんなところで営業などしていません。

とっとと商談を決めに行っているはずです。

実際に知り合いに聞いた例として、物件を購入する財力のある人と売主が話をしたいと言われた。

取引を進めていざ決済となったら相手にお金がないことが判明して、それに懲りて確認するようになった等、もっともらしい話です。

そんな場合は実際の売主に見せるから、売主と会わせてくれと言ってください。

間違えてもサギの仕掛け人に残高証明書を渡してはいけませんよ。

それこそ、その書類を持ってこんな取引が決まるから土地を押さえる費用を出してくれと動き回るので。

詐欺の仕掛け人は、見せかけの情報で信用させようとすることが多く、実際中身がスカスカの場合が多いです。

いかにも売主企業と商談していたかのように装い、その企業の事務所から出てきたところで待ち合わせしたりしますが、ただ単に事務所ビルから降りてきただけです。

タワマンに住んでいると言ってそのタワマンで商談したりしますが、実際はただの賃貸で借りているだけで賃料も延滞してそろそろ追い出される状況だったりします。

また、名刺に書いてある会社が、全くネットでヒットしなかったり、住所を検索したら出てこなかったり、他所の会社の顧問とかの名刺だったり、もします。