不動産屋まーの雑記ブログ

たわいもない日常や、こんなことしたいと思っていることを書いていきたいと思っています。

沖縄の新築住宅事情/とにかく高いイメージしかない

セレブでなくても二拠点生活をして人生楽しもう!をテーマに、将来沖縄に移住したい方、二拠点生活をしたい方向けに、まずは沖縄の住宅事情の現状を話したいと思います。

移住、二拠点生活したときの住まいとしては、賃貸マンション、借家、中古住宅購入、分譲マンション購入、新築住宅購入、色々なパターンがあると思います。

今回は、移住となるといずれ住みたい新築一戸建てについて語りたいと思います。

本州と比べても非常に特徴があります。

その前に少しだけ分譲マンションの方も話をさせて頂きます。

<分譲マンション>

那覇や北谷など遊休地の少ない場所、土地価格がとても高い場所では、小さな土地面積で済む分譲マンションの建設~販売が多いです。

面積、立地、階層、仕様により異なりますが、2LDK~3LDK、専有面積20~40坪の新築で、4000万円~1億5000万円ほどします。

地元の方が買うというより、移住、別荘等の用途で沖縄以外の方が購入されるパターンが多いと思います。

 

<沖縄の新築一戸建ては、木造住宅が増えている>

その他の地域では、一戸建て住宅が多いです。

沖縄というとコンクリート造のイメージが強かったのですが、コンクリート価格の高騰もあり、最近は沖縄本島でも木造住宅が増えてきました。

新築住宅着工数の30%ほどとなってきています。

そのうち、コンクリート造より木造の方が多くなっていくと予測されます。

ただコンクリート造よりは安いですが、沖縄の平均賃金等を基に考えると、木造でも

住宅価格はとても高いです。

<土地代が高い沖縄>

何より土地代が高いです。

島なので土地の面積には限りがあります。

畑は多くあっても実際に水道管が通っていて、家が建てられる土地となるとかなり限られてきますので、売り手が強い市場と言えるかと思います。

<主流は建売住宅>

土地をお持ちの家庭は自由設計、土地から購入しないといけない人たちは建売住宅が主流です。

自由設計の場合、間取りや外観、外壁、床材、各設備の仕様等、決めないといけないことがたくさんあります。

その為、時間も経費もかかります。

それに比べ、建売住宅は間取りも外観も仕様も全部事業者で決められます。

打合せの必要もありませんし、同じ浴槽でも5つで発注するのと、1つだけ発注するのでは値引き率が変わります。

一度に数棟の建物を建てる建売住宅の方が、建設コストが低く済むので、販売価格も抑えられます。

しつこいですが、それでも高いです(笑)

<平均的な建売住宅/価格の割に土地も住宅も小さい>

移住される場合、土地は当然購入しないとないと思うので、建売住宅で話をしていきます。

人気の地域かどうか、土地面積、建物面積、建物の仕様等により価格は変わりますが、

私が住みたいと以前書いた地域で見ていきたいと思います。

本島中部の沖縄市うるま市の平均的な建売住宅で、土地面積35~50坪、建物面積22~33坪、価格2500~5200万円ほどです。

本島南部の八重瀬町南城市の平均的な建売住宅で、土地面積35~45坪、建物面積28~33坪、価格2400~4800万円ほどです。

間取りは、3LDKが多いです。

沖縄の家は浴槽がない=シャワーが多いといわれますが、中古住宅は確かにそういう建物も多いですが、新築住宅に関しては浴槽もちゃんとついています。

沖縄県はこの場所なら幾らくらいという土地相場が本州に比べるとない気がします。

売り手が強い市場だけに売主の希望価格で土地を仕入れて建物を建てて販売している業者も多いです。

販売価格にかなり差があるのはそのあたりも関係しています。

それでも売れていくのだから、凄いと思います。

<3KDKに家族5人以上が住む場合も>

沖縄の平均年収は330万円ほどです。

所得合算をしないと住宅ローンの借入も難しいです。

沖縄の住宅ローン事情については、別の機会に書きます。

こちらもかなり特殊な住宅ローンがあります。

家族が多い沖縄、夫婦に子ども3人、4人いる家庭も珍しくないです。

正直、土地35~45坪だと車2台置けるのがやっとです。

お子さんが大きくなったときには車を置く場所を考えないといけません。

LDKで面積が27~32坪くらいだと一階はLDKのみ、または小さな和室が取れるくらいで、二階は4.5~6畳の部屋が3部屋となります。

一部屋は夫婦寝室、あと2部屋が男の子たちの部屋、もう一つが女の子たちの部屋という感じでしょうか。

<沖縄の住宅建設会社>

・沖縄でハウスメーカーというと全国区のハウスハウスメーカーでなく、地元ハウスメーカーの事を言います。

沖縄の住宅展示場に行くと、地元工務店等が建てた家が見られます。

全国区のハウスメーカー、特に大手ハウスメーカーと言われる会社は沖縄の新築一戸建て部門に参集していません。

分譲マンションの方では本格的に参入している会社があります。

ローコスト系の住宅メーカーは建売住宅社を中心に、沖縄にも進出しています。

一部のフランチャイズ系の住宅メーカーも参集しています。

 

<課題>

正直沖縄では二拠点生活をするなら、安く中古住宅を手に入れるのがおススメかと思っています。

価格に比べ、財産的価値の少ない新築住宅は魅力を感じません。

あとはいかに土地を安く仕入れるかですね。

今後沖縄に行ったときにこの部分を現地の人たちと詰めてこようと思っています。

イメージする土地があれば、方法は2つほどあるかなと今考えています